書籍『平和と愚かさ』の表紙
書籍タイトル

平和と愚かさ

戦争の記憶をめぐり、平和について考えた哲学紀行文集

著者:東浩紀|出版社:ゲンロン|2025年刊

この本が向いている課題:平和や戦争をめぐる議論が正しさの応酬に終わりがちななかで、自分の頭で考え直すための視点を持ちたい。

#平和を自分の言葉で考えたい人 #戦争の記憶と社会の関係を見つめたい人 #いまの世界をどう生きるか考えたい人
※このページは、書籍内容の全体像を把握しやすくするために re:Book が整理した内容です。詳細は実際の書籍をご確認ください。
コアメッセージ
平和とは、戦争について語り続けることではなく、
戦争を考えずに生きられる日常が成り立つことである。

政治や正しさの言葉だけでは捉えきれないその条件を、
旅と哲学を往復しながら問い直す一冊。
本書の概要

本書は3つの流れで平和を考え直す構成です

1:平和の再定義
2:戦時下と記憶
3:哲学への展開

『平和と愚かさ』は、東浩紀がウクライナ、中国、旧ユーゴスラヴィア、ベトナム、アメリカなどを旅し、戦争や虐殺、原発事故、博物館展示、歴史の語られ方をたどりながら、「平和とは何か」を考え直した哲学紀行文集です。思想書でありながら紀行文としても読めるため、抽象論では終わらず、現実の場所と出来事を通して思考を更新していけます。

書籍タグ
#平和論 #哲学 #現代思想 #戦争と記憶 #紀行文 #東浩紀
本書の構成

本書の議論は、平和の核心を起点に、次の3つの柱へ展開する構成で整理されています。

本書の核心 平和とは、戦争を考えずに生きられる日常の条件を問い直すことだという視点
1平和を問い直す

旧ユーゴスラヴィアを起点に、平和の記憶と戦争の記憶がどう共存し、どのように語られているかを見つめ直すパート

  • 共生の平和と隔離の平和
  • 歴史修正主義と記憶
  • 観光と戦争の距離
  • 平和の条件の再定義
2戦時下を見つめる

ウクライナやチェルノブイリ周辺をたどりながら、悪の愚かさや加害・被害の記憶を具体的に考えるパート

  • ウクライナ戦争の現在
  • 原発事故と記憶
  • 加害と中動態の問題
  • 戦時下の日常の観察
3記憶と哲学をつなぐ

断章形式で、虐殺・声・博物館・哲学の役割を掘り下げ、本書全体の思索を抽象化していくパート

  • 顔と虐殺
  • 声と戦争
  • 博物館の力
  • 哲学とはなにか
本書を購入して学べること
1平和を“戦争の反対”以上に
考える視点
このパートで学べること:
  • 平和を「戦争がない状態」だけで終わらせない考え方
  • 戦争を考えずに暮らせる日常の価値
  • 「平和ボケ」という言葉では片づけられない平和の条件
2戦争の記憶の保存と消費を
読み解く視点
このパートで学べること:
  • 博物館・記念碑・観光地が果たす役割
  • 記憶が教育やナショナリズムと結びつく仕組み
  • 悲劇の記憶が展示や物語として流通する複雑さ
3正しさでは届かない現実と
向き合う思考法
このパートで学べること:
  • 政治的立場の表明だけでは見えないものへの感度
  • 加害・被害・責任を単純化しないための視点
  • 哲学と旅を往復しながら考えるための方法
本書全体を通して学べること
本書は、平和や戦争をめぐる問題を善悪や正誤の二項対立だけで理解しないための思考を育て、そのうえで以下の点を深く学べるようになる。

• 平和を日常の条件として捉え直せる

• 記憶と展示の政治性を読み解ける

• 哲学するための新しい入口を持てる

これらの知識と視点を通して、平和をただ唱えるのではなく、いまの世界でそれをどう考え、どう守るのかを自分の言葉で捉え直すための土台が得られる。

より詳しくおすすめしたい読者像

#平和を「戦争がない状態」以上に深く理解したい人 #戦争や虐殺の記憶がどう展示され語られるか学びたい人 #ウクライナ以後の世界で平和論を更新したい人 #政治的な正しさだけでは届かない現実の見方を持ちたい人 #旅や現地の経験から思想を立ち上げる方法を知りたい人 #東浩紀の哲学を紀行文として読みたい人
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